Finding Ahodance

SI会社に勤めるUXデザイナーのブログ。

SXSW 2019 体験記 Part 1

SXSWロゴ

 もう5ヶ月くらい経っちゃいましたが、毎年3月に テキサス州オースティン で開催されているSXSW(South by Southwest:サウスバイサウスウエスト)に行ってきたので、その話をまとめておこうと思います。何回かに分けて。

 日本からの参加は年々増えているものの、私自身もそうでしたが「いったいどんな感じのイベントなの?」というのが事前情報として少な目だったので、今後行かれる方の参考になればと思います。

SXSW(South by Southwest)とは?

 SXSWは、毎年3月に開催される、音楽・映画・インタラクティブ(デジタルテクノロジー)の3つを展示の柱としたカンファレンス&フェスティバルです。1987年に音楽祭として始まったイベントですが、今ではAI、IoT、xR(VR、AR、MR)など様々なジャンルの展示発表も行われていて、「ITの未来を担うShowcase」と称されることもあります。各国からスタートアップ企業も集結し、革新的なアイデアを披露します。(今ではデファクトTwitterも、初出しはSXSWだったそうですよ)

 日本人にはあまり馴染みのないものでしたが、4年前にPerfumeが衝撃的なライブを行ったことで、少しずつ名前が知られるようになってきています。

 

 

動的プロジェクションマッピングシステム + 網戸スクリーン + モーションキャプチャーリアルタイム自動補正システム + 連動カメラ で異次元体験のPerfumeさん

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Perfume Live at SXSW | STORY (SXSW-MIX)

 

 会期は10日間ととても長く(2019年は3/8~3/17でした)、全世界から10万人以上が参加します。会場はオースティンコンベンションセンターを中心とした「街全体」で、ホテルや映画館、バーなどが会場となり、演奏や映画の上映、各種カンファレンス(数百種も開催され、全容を把握している人は居ないのでは、とまで言われています…)が常時あちこちで展開されます。非公式でも、街角で勝手に演奏するミュージシャンがたくさん居たりと、まさに街をあげてのフェスティバル(…カオス)といった雰囲気です。

 これ以外にも、SonyNHK、LG、Samsungといった有名企業や、様々な国(日本も)が倉庫やレストラン等を1週間ほど借り切って、最新テクノロジーの展示を行ったり、自国のアピールを行ったりしています。

SXSWに行った理由

 会社でとある賞を頂き、副賞として「海外研修参加権」をゲット。好きな海外イベント(Expoとか見本市とか)に行ってきて良いとのことで、CESにしようかと思っていたのですが、同時に受賞して同じく海外研修参加権を獲得した先輩が、「こんなのがあるぞ!」とSXSWを教えてくれました。

テキサス州オースティン

 「テキサス」と聞くと、たぶん何にもない荒野がだだっ広く続いていて、馬に乗ったカウボーイがいるようなイメージが強いかと思います。(私自身もそうでした)

 が、行ってみると、メチャ都会でした(笑)

オースティンの街並み

オースティンの街並み

 中心部はビルだらけですわ。

 そして、テキサス州オースティンの位置はココ。

テキサス州オースティンの位置

 ほぼメキシコ!!

 オースティンは、テキサス州の州都で、人口としては、ダラス、ヒューストン、サンアントニオに次ぐ規模で、近年はIT関連の発展が目覚ましく、シリコンバレーにあやかってシリコンヒルズと呼ばれていて、サムスンが全米最大の拠点としているほか、デル、インテル等の大企業が拠点を置いています。ITだけでなく、ナノテクノロジーやバイオテクノロジー等の技術の集積も進んでいます。(ちなみに、日本との時差は14時間)

 ただし、それは中心部だけ・・・

 市街地からタクシーで15分ほど離れたホテルに泊まったのですが、ホテル周辺はこんな感じでした。

ホテル前の様子

中央やや左に「Bank of America」、右端の方に日本でもお馴染みの「クリスピークリームドーナツ」があります。(どちらも平屋)

 そして、Uber乗った時に撮った外の景色はこんな感じ。

車からの景色

(何もねぇ・・・)

会場マップ

 会場はオースティンコンベンションセンター周辺の街の中心部です。音楽系のイベントは、街中のバーや屋外で開催され、映画系はあちこちの映画館で開催されます。
 私たちがメインで参加した、IT系のセッションやスタートアップの紹介などは、各所にあるホテルのホールやボールルームで開催されました。

会場マップ

 セッションは90分ごとに開催されていて、セッション1コマはだいたい60分です。つまり、セッションを60分聞いたら、次の聞きたいセッション会場まで30分でダッシュして、次を聞いたらまた移動して・・・という感じに、マジメにセミナーセッション聞いて回ると、わりと過酷な毎日でした。。。

旅程

2019/03/09(土)
  • 羽田空港
  • シカゴ・オヘア国際空港で乗り継ぎ
  • オースティン・バーグストロム国際空港到着、ホテルへ
2019/03/10(日)
  • 登録者バッジをゲット
  • セミナーセッション参加
2019/03/11(月)~13(水)
  • セミナーセッション参加
2019/03/14(木)
  • セミナーセッション参加
  • ちょっとだけ観光
2019/03/15(金)、16(土)
  • オースティン・バーグストロム国際空港発
  • ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(ヒューストン)で乗り換え
  • 成田空港へ

 

というわけで、次回以降、1日目から順に書いていこうと思いまする。