Finding Ahodance

SI会社に勤めるUXデザイナーのブログ。

SXSW 2019 体験記 Part 2(出国編)

2019年 3月9日(土)

 (この記事は、短期連載記事の一部です。最初から読みたい方はこちらからどうぞ)

 

 朝8:30、羽田空港国際線ターミナルに集合。集合といっても、先輩と待ち合わせただけですが。。。

 研修旅行に際して、現地での大切なライフラインとなる、ポケットWi-Fiをレンタル。
空港到着後、真っ先に受け取りに向かいました。

 イモトのWiFiと迷ったけど、去年の社員旅行(シンガポール)でもお世話になったGLOBAL WiFiでレンタル。現地キャリアはVerizonでした。

ポケットWi-Fi

 今回の旅は8日間と、私にとって過去最長の旅行でした。そこで必須となるのがスーツケースですが、そんな長期間に耐えられる巨大なスーツケースは持っていないッス。

 ということで、今回はスーツケースもレンタルにしました。

 

 せっかくなので、自分では絶対買わないような、オレンジ色(笑)空港で受け取る時も目立つし、ちょうどいいかな、と。 

オレンジのスーツケース

76Lクラス。パッキング+返送の数日を加えた12日間のレンタルで 6,660 円

 出国手続きに顔認証が導入されてました。(2018年6月の社員旅行の時は無かった)そして、出国スタンプが無しに。。。(正確には「任意」になってたので、押さなくても出国できる)

 ちなみに、帰国時の入国も顔認証でスタンプ無し。

 さらに、アメリカ側の入国時もスタンプ無し、アメリカ出国時は審査自体無しでスタンプ無し。パスポートに何も証跡が残らなくなるのって、何か寂しいですな。。。

 

 機内食はこんな感じ。美味しかったけど、ごはんモノに巻き寿司をアドオンしてくるのヤメテ。さらにパンまであるし・・・

機内食その1

機内食その1

 さて、おなかもいっぱいになったし、昼寝でも・・・っていうのが苦手で、機内が暗くなってもなかなか寝られず映画三昧することに。

 「スマホを落としただけなのに」「ボヘミアン・ラプソディ」「ファースト・マン」を鑑賞。ボヘミアン・ラプソディを見終わった後、なんかヒゲが生えた気がしたのは気のせいだろうか。(あと、おしりがムズっとしたのは何故だろうw)

 それにしても、12時間は長いわ・・・。

 そうこうしているうちに2回目の機内食。コンパクトなプレートに、分厚めのパンケーキがメインです。

機内食その2

機内食その2

 ようやくウトウトしてきたところで、乗り継ぎのシカゴ・オヘア国際空港に到着。結局寝れなかった。。。

 余談ですが、このシカゴ・オヘア国際空港のサイト、多言語対応してるんですが、日本語に切り替えて見てみてください。自動翻訳が走り、かなり面白いことになります。駐車場ステータスの「開いた」ってなってるけど、元は「OPEN」だなこれは。まぁ、「開け!」じゃなくて良かったよ。

 

 そして、飛行機を降りる。 

 「うおぉー!ついにアメリカ本土に上陸しちゃったぜぇぇぇぇー!」

 という感動もつかの間、今まで行ったことのあるハワイやグアムとは比較にならない難易度の入国審査へ。

 観光目的だとそんなに話すこともないけど、「ビジネスで」って言うと、あれやこれや聞かれる聞かれる。

 「○○っていうITの会社でUXデザイナーやってて、今からオースティンのSXSWにJoinするぜ! ヒャッハー!」みたいなことをカタコトの英語で一生懸命お伝えしたら、「キミの英語は上手だよ。この国には30年住んでてても英語が下手な奴がたくさんいる」だそうで。お世辞でも嬉しいですよ、ナイスガイ。ありがとうございます。

 

 さて、荷物を受け取った後、出口すぐ横のユナイテッド航空のカウンターへ・・・

 

 ・・・行こうとしたら、たくさんのスーツケースに囲まれてハンディ持ってバーコードをピッピやってるおばちゃんに呼び止められ、「ここに置いていけば大丈夫!」と言われ、スーツケースを預ける。ANAからユナイテッドへの乗り継ぎは、一度荷物を受け取るものの、カウンターで手続きしなくても荷物預けてそのままターミナル移動だけで行けるらしい。

 チケット見せたらおばちゃんに「Terminal 2!」と言われたので、出口を出てシャトルバス乗り場に行くと、ターミナル案内の看板が。(本来はATS:エアポートトランジット・システムという空港内を走る鉄道があるのですが、私たちが行った時は工事中で閉鎖されてて、ターミナル間はシャトルバスでの移動でした)

 

 ユナイテッドユナイテッド・・・・えーと・・・

 

 「Terminal 1」って書いてあるんですけどおばちゃん。

 っていうか、気温「-2度」・・・さむいです・・・。

 

 寒さに震えながら&戸惑いながら、おばちゃんではなく案内板を信じてシャトルバスでターミナル1へ。周りを見るとユナイテッドの窓口がたくさん。

 ほれほれ、おばちゃん、やっぱりターミナル1じゃん。と思いつつ、出発まではまだ4時間近くあるので空港散策しつつ、ターミナル2へ。

 ターミナル2に行ってみると、ユナイテッドのカウンターは無いのです。

 おばちゃん、ターミナル2にはユナイテッドないじゃーん、やっぱターミナル1なんじゃないのーん?…と思いつつ、ディスプレイで出発便を確認すると、

 

 「Austin UA 5364 Terminal 2

 

 おばちゃん・・・。

 ごめん。僕たち東洋人が悪かったよ。。。ちゃんとチケットの行先を見て案内してくれてたんだね。。。

 

 ウロウロしてみたものの、まだ3時間以上あるので、どうしようかと悩む。

 シカゴ・オヘア国際空港は、保安検査場の中はお店が色々あるようですが、なんとなく混んでそうなのでベンチに座ってPC広げてお仕事。。。人影まばらなターミナルの片隅でカタカタPC叩く東洋人2人。

 アメリカは国内線のセキュリティチェックがものすごく厳しいと聞いていたので、少し余裕をもって検査場へ。念のため、もう一度ディスプレイで出発便を確認すると、、、搭乗口が変更されていて、結局ターミナル 1 になってました。

 何なんだよ(笑)

 ものすごく厳しい保安検査の様子は、Google画像検索で見てください。(写真撮影禁止だったので)

 ポケットの中身を全て出し、靴も脱いで、ベルトも外して、どデカい縦型のスケルトMRIみたいなのに入って、両手を頭の後ろに回してチェック。うーん、犯罪者になった気分・・・(ひとり2分くらいかかってるんですけど)

 特に問題なく通過して、搭乗口に向かいました。

 ・・・搭乗口、遠い・・・空港、デカい・・・

 20分くらい歩いて、ようやくC6搭乗口に到着。

 

搭乗口

C6 搭乗口

  オースティン行きの便だけあって、周りにSXSWに行くであろう人がチラホラと。日本人っぽい人は20人くらい居ました。

 周りを見てて衝撃だったのは、椅子に座ってホットドッグとかミートボールとか、フツーに食べてる人がすごく多いことです。そこら中に肉とかチーズ臭が、プーンっと。

 さらに衝撃だったのは、食べながらボロボロボローッとド派手に色々こぼしても、顔色一つ変えないところです。ぶ、文化だよね、文化。(日本じゃあり得ない光景よね・・・)

 5時間超の待ち時間を乗り越えて搭乗した飛行機は、横4シートの25列程度の約100人乗りの機体でした。SXSWって、10万人以上が世界中から押し寄せるイベントだったと思うんですが・・・飛行機こんな小さいんだっけ?(笑)(以前、女満別空港から乗った飛行機といい勝負のサイズ感)

 シカゴまで乗ってきたANA機との大きさの違いに驚きつつ飛行機に乗り込むと、そこには鬼教官みたいなCA(おばちゃん)がいました。鬼教官、乗ってくる乗客に無言で指差して「チッチッ」とか言って荷物をしまわせてて、怖いよ!(何か喋れよ!)

 密室に鬼CAとともに閉じ込められて2時間40分か・・・なんて思ってると、離陸する前に眠気が襲ってきて、気が付くとオースティン上空に来てました。。。(ドリンクサービスさえ待たずに飛行機で寝たのは初めてでした)

 

 というわけで、オースティン・バーグストロム国際空港に到着!!

 ワクワクが止まらないぜっっ!(はしゃぐエアポートおじさん)

手荷物受取カウンター

手荷物受取カウンター

 アメリカの空港はどこもそうなのかもしれないけど、この手荷物受け取るところに外から誰でも入れるんですけど…盗難とか大丈夫なんだろうか?  

 

 さて、空港を出て、まずはホテルまで移動。いよいよUber初体験ですよ。これがホント、すごかった。

  現地でUberアプリのインストールからやると、Regionやら言語設定やらズレてたりしてトラブルの可能性もあると聞いていたので、日本国内にいるうちにユーザー登録&カード登録しておきました。(ちなみに、Uber以外にもLyft(リフト)も一応入れておきましたが、結局は使わなかったな・・・)

 あとは呼ぶだけ状態で空港の外に出ると、「↑ RIDESHARE」と、呼ぶならアッチで呼べよ看板が目に入る。駐車場の奥地にズズズイと進むと、、、

タクシー乗り場

タクシー乗り場

 タクシー乗り場とも差別化されてる。。。しかも待ちレーンがいくつもありました。(タクシーは1レーンのみ)

 写真には写ってないですが、右奥のライドシェア待ちエリアには、スマホ片手に配車待ちしてる人が何人もいました。Uber初体験の我々は、自分の位置とかどんな感じに伝えるのか分からなかったので、ひとまず人が少ないレーンの一番奥まで進みました。そして、いよいよ配車予約・・・!

 しばらく待っていると、1台の車がやってきて、アプリに表示された車種&ナンバーと同じであることを確認して乗車。配車時に行先を登録しているので、ドライバーさんに行先を告げる必要はありません。カタコトの英語で挨拶して、車は発車。なにこれ便利すぎ。

 

 約15分でホテルに到着しました。配車時に提示された料金をカードで決済するので、降車時に支払いもありません。ちなみに、料金は需給が反映されるので、そこらへんにいるUberが少ないのに乗りたい人がたくさんいると、ポーンと跳ね上がるそうです。(突然の雨なんかでも高くなったりするそうです)で、ドライバーさんにお礼を言って、ホテルへ。。。

ホテル外観

ふつうのビジネスホテル

 ホテルはIHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)の「Holiday Inn Express & Suites Austin South」というところでした。チェックインを済ませ、お部屋にエントリ。部屋番号は「123」でした。覚えやすい!

お部屋の様子

お部屋の様子。天井が高い!

 荷物を置いて、ひと段落すると、相当お腹すいてることに気づく。ANAでパンケーキ食べて以来、なにも食べてないではないか。ホテル近辺で何か無いかと探すと、数百メートル先にステーキハウス発見・・・!

 

 テキサス・・・ステーキ・・・コレだ! ⇒走り出す

 

ステーキの店

5分ちょっと歩いて到着

 やって来ました。「TEXAS LAND & CATTLE」というお店です。素敵なステーキハウスです。

 肉だ肉だ肉だーっっと入口のドアを開けようとすると、何やら貼り紙が・・・

 もしかしてやってないの?

 読んでみると、何やら料理提供に時間がかかるかもよーという内容でした。とりあえずはやってて良かった。そして店の中へ。

 

 中に入ると、店員さんが何か言ってきました。

 「〇×▽※〇◇★×※ ▼☆〇×※※◇□・・・?」(疑問形なのは分かった)

 

 えーと・・・早すぎて何言ってるかワカンネス・・・

 と、ここで、今回の秘密兵器「ポケトークW」(レンタル)登場!

 ドヤ顔で店員さんにポケトークを突き出し、話してもらうと・・・

 「システムのトラブルで料理を出すのに時間がかかる可能性がある」

 あ、さっき入口で見たやつですか・・・(ちなみに、今回の旅でポケトークが登場したのは、実はこの時だけでした。カタコト英語+身振り手振りでも何とかなるもんなんだと痛感)

 

 席に案内され、まずは飲み物を注文。

 「飲み物のメニュー、ありますか?」と聞くと

 「ありません」

 あ、そですか。。。(ふと見渡すと、バーカウンターがありました。なんでもできるってことネ)

 とりまビールが飲みたいので、ビールを頼むと、銘柄をたくさん言い出しました。

 「ハイネケン、ミラーズ、クアーズ、〇×▽※〇、☆〇×※」

 待て待て待て待て、後ろの方、なんか知らないのがいっぱいあったぞ・・・ (後日わかったのですが、どうやらオースティンの地ビールだったようです。オースティンは地ビールが盛んらしい)

 観光地によくあるKIRIN ICHIBANとかは無いようなので、とりあえず無難なミラーズあたりを注文。長旅おつかれってことで、まずは乾杯して、料理をいくつか注文する。

 料理を待ちながら、店内を見渡すと・・・ 

ステーキハウス店内

わ、ワイルド・・・

 いろいろ期待が高まります。。。

 ほどなくして、前菜が到着。

ポテトスキン

異様に旨かったポテトスキン。9ドルくらい

 写真だと分かりづらいですが、デカい。とにかくデカい。じゃがいもだけでお腹いっぱいになっちまうよ。

 そして、待つこと数分。ついに主役のあいつがやって来た。

Tボーンステーキ

Tボーンステーキ

 めちゃデカい・・・!!

 これで約25ドルって、ジャパンは高すぎておかしいよ。それはさておき、さすがはアメリカンビーフ。うまいです。肉々しいです。ジューシーです。

 その後、何杯か飲んで、店を後に。お店のすぐ隣にスーパーがあったので、立ち寄ってみました。(隣と言っても100mくらい離れてる)

 

 「Fiesta mart」というスーパーで、サイトを見ると分かるのですが、なんかキャラクターがメキシカン。そっか、テキサスは少し南に行けばメキシコだもんなーと思っていたら・・・

サボテン

サボテン、セール中

 サボテン、売ってたよ。さすがです・・・。 

 そして、ホテルで飲むビールを調達。

Twisted X Brewing の Austin Lager

Twisted X Brewing の Austin Lager

 せっかくなので、オースティンの地ビールで。そして、長い1日が終わり、泥のように眠るのでした。。。

 明日からはいよいよSXSW!

 

 Day 1 に続く